不確かさの伝播則とは?
「実験標準偏差」と合わせて、東京大学の理系生全員が学ぶ「基礎物理学実験」でなぜか必須となる値である。
(それが何なのかの説明は、基礎実験の授業で扱うので省略)
例えば、測定結果 \(\omega\) が、次のような直接測定値のべき乗で表せるとする。(ただし\(C\)は定数)
\begin{align} \omega = Cx^ay^bz^c \end{align}全体の不確かさ \(\delta_\omega\) は、それぞれの変数の不確かさ\(\delta_x\), \(\delta_y\), \(\delta_z\) とを用いて、次のように表せる。
\begin{align} \delta_\omega = \omega\sqrt{a^2 \left({\frac{\delta_x}{x}}\right)^2 + b^2 \left({\frac{\delta_y}{y}}\right)^2 + c^2 \left({\frac{\delta_z}{z}}\right)^2} \end{align}